浦賀和宏『地球人類最後の事件』

地球人類最後の事件 (講談社ノベルス)

地球人類最後の事件 (講談社ノベルス)

 2008年7月購入。1年4ヶ月の放置。ブサオタいじめられっこと美少女の恋愛を浦賀流のルサンチマン全開で描いたシリーズ第八弾。序盤は八木剛士視点で語られた前作の事件を第三者視点で再構築され、八木のバケモノっぷりが客観的に語られる。中盤以降は八木視点に戻る。そして八木の強姦容疑での逮捕という事態の発生、それを乗り切ったのちに訪れる破局、という「どうしてこうなった。どうしてこうなった」といわざるを得ない展開が続く。どうしてこうなった。