2006-04-01 桜庭一樹『桜庭一樹日記』 読書 桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2006/03/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (51件) を見る その名の通り桜庭一樹の日記。オフィシャルホームページでのブログを単行本化したものだが、これがすこぶる面白い。個人的に気に入っているのが、頻繁に登場する酒に関するエピソードだ。呑みに関して書く場合のアプローチは二通りあると思う。一つは酒に関する薀蓄を傾けるもので「この酒は口当たりがなんたらかんたら〜」といった類のものだ。非常に気取っている。もう一つは純粋に酒を呑むという行為を楽しんだことを記録するものだ。私自身が酒の銘柄云々よりも鯨飲泥酔が好きな人間なので、こちらの姿勢で書かれたもののほうが好きだ。そして桜庭一樹の日記は後者である。頻繁に登場する二日酔いの記述を見ると妙に嬉しくなってしまう。