栗本薫『火の山 グイン・サーガ102』

火の山 グイン・サーガ(102) (ハヤカワ文庫JA)

火の山 グイン・サーガ(102) (ハヤカワ文庫JA)

 イシュトヴァーンの手から逃れることに成功したグインとスカール。山中の彼らを追うように炎が迫る。一方、重症を負ったイシュトヴァーンは生死の境をさまよう。


 快調なペースで刊行されるなあ。とりあえず、グインと某キャラとの対決パターンがいつも同じような展開なのだが、まあ仕方ないかな。イシュトヴァーンはここに来て変化を見せつつあるが、今回の件とミロク教との微妙なつながりを考えると今後さらに丸くなっていくのかなと。