シオドア・スタージョン『一角獣・多角獣』

一角獣・多角獣 (異色作家短篇集)

一角獣・多角獣 (異色作家短篇集)

 2005年11月購入。1年10ヶ月の放置。絶版期間が長く、復刊されたこと自体が話題になった作品集。一角獣神話を元ネタとした「一角獣の泉」、子どもの夢と教授の現実が交差する「熊人形」、白痴少女の手に抱くフェチ心が高ずる「ビアンカの手」、宇宙人とのコンタクト、そしてその宇宙人からの予想外のメッセージ「孤独な円盤」など、短編巧者・スタージョンの作品集だけあって、どれも高クオリティだ。