司馬遼太郎『司馬遼太郎対話選集2 日本語の本質』

 2006年4月購入。1年3ヶ月の放置。大岡信相手に『梁塵秘抄』など中世歌謡について語り、丸谷才一とは天皇の歌について、赤尾兜子とは俳句について、大野晋とは原日本語について、徳川宗賢とは方言について、そして桑原武夫とは人工日本語について。未完成な日本語の今後を語る桑原との対談は特に興味深いものがある。