読書系サイトの分類

 読書系のサイトを2つに分類する場合、「書評派」と「感想派」に分けることが多い。この分類はこの分類で納得できるが、作品を語る上でどうしても「書評」は上等で「感想」は拙いものであるような印象を受ける。他に上手い分類法はないものだろうか。

 ということで考えてみた。

「紹介系」と「分析系」*1


 「紹介系」は主に未読の人間を対象にしたサイトで、作品のあらすじをさわりの部分のみ載せたり点数をつけることによってお勧め度を示したりする。「感想派」と「書評派」では前者に分類されることが多い。


 「分析系」は主に既読者を対象としている。作品のテーマや真相部分などネタバレにあたる内容に触れ、詳細に論じる。ネタバレ箇所を反転させたり「続きを読む」などを用いて未読者に警告を促すことが多い。比較的「書評派」よりである。


 むろん、作品紹介もした上で内容について分析までしているサイトもある。したがってこの分類は右左に分けられるものではない。だが、これを「紹介+分析系」とし、3タイプに分類することによって、「書評派・感想派」とは違った形で、それでもそれなりに有効な分類ができるように思えるが、いかがなものだろうか。

*1:ここでの分類は単なる読了報告のみのサイトは当然除外する。