米澤穂信『犬はどこだ』
エドマンド・スペンサー『妖精の女王3』

 米澤が早くも新刊を刊行。作家としてブレイクするにはただ話題作を提供すればよいというものではなく、読者の記憶が鮮明ののうちに次作を発表することが必要だ(京極夏彦がこのパターンでモロにハマった)。『クドリャフカの順番』が発売されてすぐにこれが出たということは、上の条件に当てはまるわけでそれだけで米澤の本格的なブレイクを約束しているといってもよい。まあ、未読の段階なので勇み足もはなはだしいのだが、このタイミングで凡作はでないだろうと勝手に解釈してみた。もう1冊は……また読む前にシリーズコンプリートになりそうな予感。あと1冊、しかも注文済みorz