今邑彩『双頭の蛇』
- 作者: 今邑彩,北見隆
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/01/07
- メディア: 文庫
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喜屋武蛍子は行方不明になった元恋人・伊達の足跡を追う。消える前の伊達が向かった地は信州・日の本村。そこでは7年に一度の大祭の準備が進められていた。そんな中、時期総理候補である新庄貴明の息子・武は日の本村へ里帰りし、叔父の義娘・日美香に出会う。日の本村に伝わる「双頭の蛇」の伝承とは?
カバーにシリーズものと銘打たれていないが、れっきとしたシリーズもの。前巻を読まなくてもそれなりに理解はできるが、やはり読んでおいた方が楽しめるはず。しかも、今巻に関してはラストまで読んでも話が完結していない。まさに次巻へ続くという感じだが(次巻に当たる『暗黒祭』は未読なのではっきりとはわからないが)、そのあたりの注記がまったくない。角川、売り方間違えてないか?