松尾由美『スパイク』
- 作者: 松尾由美
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/11/12
- メディア: 文庫
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ビーグル犬「スパイク」の散歩中に林幹夫と知り合った江添緑。彼の連れていた犬は緑と同じビーグルで瓜二つ、おまけに名前まで同じ「スパイク」。初対面で惹かれあった二人は後日会う約束をする。しかし、約束の日に幹夫は現れなかった。
いい雰囲気だっただけに気落ちし、いぶかしく思う緑。その後、幹夫とは連絡すらつかなくなってしまう。そんな時突然、スパイクが人間の言葉で緑に語りかけてきた。「ぼくは幹夫のスパイクだ」
SFとミステリと恋愛小説がうまいこと融合した切ないお話。ただ、それゆえSF、ミステリ、恋愛小説、それらどれかひとつに重点をおいて読むと物足りないかも。女性が好きそうなストーリーなので、気になる女の子に薦めてみてもいいかも。