森博嗣『工学部・水柿助教授の逡巡』

工学部・水柿助教授の逡巡

工学部・水柿助教授の逡巡

 2004年12月購入。10ヶ月の放置。森博嗣の半自伝的(?)小説第2弾。水柿が作家になってしまってからの生活の変化を描いた話で、森博嗣自身が各所で語った自分自身の経験がほぼそのまま記されている。いい意味でも悪い意味でも森博嗣臭がぷんぷんする。大ファンにはたまらなく面白いのだろうが、普通のファンやそれ以下の単なるミステリ好き(あるいは読書好き)にはきつい――あるいはイタイ作品といえる。